最近捨て活が順調です。
衣類・食器・本や雑誌などの紙系・古いプラスティック収納グッズを中心に、
毎週来るゴミの日には必ず何かを処分する習慣がついています。
物を手放すにはまず、いろいろな「気持ち」を手放す必要があります。
・手に入れた時の思い出がある
・くれた人に対して申し訳ない
気持ちにカタを付けるから「片付け」なんだと、何かで読んだ気がします。
私にはこれら以上に強力で、物を手放すことを妨害する対戦相手がいました。
それが「怖い」という気持ちです。
今日は、物を手放すことが「怖い」気持ちに立ち向かうため、
「貯金」という盾を選んだというお話です。
◎物を手放すことが怖くなった日
以前私は、預貯金が100万円以下にまで減り、生活不安に震える日々を送っていました。
不安を感じる預貯金額はそれぞれ違うと思います。
フリーランスで収入が不安定、40代おひとりさまの私の場合は、
7ケタから6ケタに預貯金合計が減った時、不安を通り越して「恐怖」すら感じました。
その頃の私はまだ生活費のダウンサイジングもできておらず、
もし今収入がストップしたら半年も生きられない…と本気で思っていました。
(そんな危機から脱したお話は、過去の記事で書いております)
ストレスを感じるほどのマキシマリスト状態から卒業したくて、
物を減らし、暮らしも気持ちもスッキリとしたいと考えていた私。
金銭面で生活に明確な不安を感じた時に、
少しずつ進めていた捨て活の手が止まりました。
これからお金に困るかもしれないのに、
物を手放して大丈夫なのだろうか?
お金が無くて、服も買えない、
割れた器も新しく買い直すことができない暮らしになってしまったら…
そんな切羽詰まった思いに襲われました。
流行遅れの衣類でも、しまい込んだまま使わなかった食器でも、
これに頼る生活になる日が来るかもしれない。
使えるものなら手元に置いておくべきなのかも。
そう考えてしまうと何も手放せない。
家の中を見回しても、私を取り囲むたくさんの物たちは、ただそこにあるだけ。
私の心は重たいままで、出口が見えない闇の中にいるようでした。
その時に感じたのは、
進む方向を誤れば、心も暮らしも荒んでいくという新たな恐怖でした。
この闇から緊急脱出しなくては…
光が射す方向を探して。
優先してやるべきことは、一つしか浮かびませんでした。
◎お金を貯めよう
お金が無くて不安なら、その不安を解消すればいい。
シンプルにそう考えましたし、そうするしかないですよね。
私は捨て活を一時中断し、
金銭的に安定した生活の基盤づくりに取り組みました。
食費や光熱費など生活費の見直しをして支出を減らしました。
消費行動を変えたり契約を変更すればすぐに結果が出ますから、早く確実に成果が出せました。
本業のほかに、貯金の為にパートを始めました。
その後コロナ禍で本業が大打撃を受けましたが、
パートをしていたおかげで無職にならずに済みました。
今ではパートのシフトを増やして生活費も支えています。
ストックフォトなどの副業も始めました。
収益はまだまだですが、
未だに戻らない本業で空いた穴を少しでも埋められたら、とがんばっています。
これらの甲斐あって、低収入ですが毎月貯金ができるようになりました。
資産運用もしていて、現在の運用額が生活防衛資金などを除いて約250万円です。
そちらの様子は別のブログで報告中です。
「ハナチョコの少額投資で叶えたい不労所得のある生活」
https://plaza.rakuten.co.jp/hanatochoco/
◎生活を安定させ、捨て活を再開
資産運用については相場の変動があり右肩上がりとは言いにくいですが、
毎月コツコツと貯金を続けているので、全体で見ると資産は増え続けています。
6ケタ(100万円未満)だった頃に比べたら、気持ちのゆとりが全く違うと実感しています。
気持ちのゆとりを手に入れた私は、捨て活を再開しました。
古びた衣類を捨て、お手入れの大変なラグは全処分、シーツやカーテンなども現役以外は処分。
流行遅れのブランド品や本を売り、空いた家具はリサイクルに。
最も手放すのが難しかったは、本業の為に買い集めた資材たち。
コロナ禍で本業が細って来ていることが後押しとなり、少しずつ処分し始めています。
すると、本業への執着が徐々に薄れてきました。
一度本業をリセットし、
今とは違う方法で活かせないかしら?
という発想も芽生え来ました。
物を手放すことがきっかけとなり、新たな事業展開にも繋がるかもしれません。
◎お金とミニマリズムの良い循環
支出を抑え、収入を増やし、貯金をする。
生活の不安が和らいだことで、捨て活を再開することができた私には、
物が減るとともにいろいろな変化が出始めました。
まず集中力が高まった気がします。
考えがまとまりやすくなり、後回しにしがちな面倒なことも片づけられるようになりました。
探し物で慌てることも減ってきて、時間に余裕も生まれ落ち着いて生活できるようになりました。
また、物が減るほど物を手放す決断も早くなりました。
今冬に着ていた服も洗濯や衣替えのタイミングで逐一検討、かなり処分できたと思います。
ごみの日の朝でも、短時間で捨て活できるようになりました
お金持ちにはミニマリストが多い、というような話を見聞きしたことはないでしょうか。
例えば起業して成功しお金持ちになった多忙な事業家の場合、
日常に関する「取捨選択」には時間も思考も労力もなるべくかけず、
ビジネスや投資に注力するといいます。
物があればあるほど「取捨選択」する必要が生まれます。
服も、食器も、さあ今日はどれを使おうかと、選択肢があるほど迷うことになります。
迷えば時間を取られますし、保有することでメンテナンスも必要になったりします。
そういった手間ひまを排除することで出来た時間を仕事や自己投資に費やす結果、
さらにお金が増える流れへとつながるのです。
仕事がデキル人はさらにお金持ちになっていく
元をたどれば、物が多い時点でその人が「取捨選択」を迷った結果とも言えます。
購入する段階で「いる」「いらない」を厳選できれば、そもそも多くを保有することにはなりません。
とりあえず持っておけば安心…という考え方は決断力の欠如であり、
お金持ちになりにくい思考なのかもしれません。
リーダーシップが求められる企業のトップや成功する投資家に、
決断力が無い人…というのは想像がつきませんものね。
物が減る→資産が増える
ミニマリズムとお金持ちには相関性がありそうです。
同時進行していくと良い結果につながりそうですね。
◎まとめ
物が減ると居住スペースにも余白が生まれ、気持ちまで軽くなっていくのを感じます。
生活も安定してきており、お金も増えて身の回りが整いつつあり、良い流れが出来ているようです。
築20年近い我が家。
物が減ったら、自分でできるプチリフォームにも挑戦したいです。
壁紙を貼り替えたり、家具をペイントしたり。
そして家中いつでも、どのスペースでもカメラを向けられるよう整えたいです。
今は副業のストックフォトが楽しくて、そんな理想の暮らしを夢見ています。
お金が無くて、物を手放すことに怯えていた頃には、もう戻りたくありません。
ストレスを感じるほどの物にあふれた生き方をしてきたことを教訓に、
お金も物も大事に、これからも暮らしを整えていきます。
今回も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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