3月8日は「ミモザの日」
街中やメディアなどではたくさん黄色い可憐な花を見ることでしょう。
どうしてもミモザばかりが目に映りますが、今日は「国際女性の日」でもあります。
そんな3月8日についてメモしておきたいと思います。
◎国際女性の日誕生はアメリカから
3月8日は国連が定めた「国際女性の日」です。
成りたちの発端は1908年に米国NY。
女性の労働条件の改善を求めて縫製労働者によるストライキが起こりました。
翌年、米国では「全米女性の日」の記念行事を行います。
それ以降、女性の地位向上への運動が広まり、北米からヨーロッパ全域で高まりました。
3月8日が「国際女性の日」として国連が定めたのは1975年のこと。
70年近い年月の間、世界では戦争も多発、高度経済成長もありました。
この日が定められるまでには、平和運動や労働問題、政治への参加などに対して声を上げ行動し続けた女性たちの歴史があるようです。
参考記事:国際女性の日(3月8日)制定に至る歴史とは(国際連合広報センター)
◎3月8日になったのはロシアから
なぜ3月8日なったのか。
1917年の2月革命は3月8日にロシアの縫製工場で働く女性労働者たちがパンを求めてデモを始めたことに端を発したようです。
鎮圧を命じられた兵士たちが反乱を起こしデモ隊に合流。
ニコライ2世が退位に追い込まれ、ロマノフ王朝は終焉を迎えました。
まさに革命的な歴史背景もあり、3月8日が国際女性の日となったようです。
◎ミモザの日はイタリアから
世界の女性運動の流れに連動し、イタリアでも国際女性の日の行事が行われるようになりました。
2月から3月に開花するミモザが国際女性の日のシンボルとなり、
男性から女性へ感謝の気持ちを込めてミモザを贈るのが慣わしとなりました
メディアで見る時、ミモザと国際女性の日はセットで伝えられていたとは思うのですが、
ミモザの華やかな魅力が印象に強く、「3月8日はミモザの日」として日本の私たちには定着するようになったのかもしれません。
◎南フランスではミモザ祭
南仏のマンドリュー・ラ・ナプールでは2月にミモザ祭があります。
町中が黄色に染まるともいわれるそのお祭りでは出店が立ち並び、
ミモザを中心にした花で飾られた山車の出るパレードが行われ、
ミモザの女王(ミスコン的な?)の選出もあるそうです。
春の訪れに喜びを感じる雰囲気が想像できて楽しそうですね。
ちなみにミモザ祭はイタリアでもあるようです。
日本でも、祭というほどではありませんが、ミモザのイベントが最近増えているようです。
◎ミモザの原産国はオーストラリア
ミモザとはマメ科アカシア属の植物。
ギンヨウアカシアやフサアカシアが主でオーストラリアが原産の常緑高木です。
暑さにも寒さにも強く、日本でも庭木としても人気があります。
ただ5mを超す高木に成長しますので、植える場所には気を付けたいですね。
切った花や枝はドライフラワーにも適しています。
私もリースや切り枝が欲しくてずっとネットサーフィンしていましたが、迷った末に鉢植えを買いました。
ミモザとハナチョコ↓
今年は花はまだ(小さな鉢なので咲いてくれるのかもわからない)なのですが、やわらかい葉っぱが伸びてくる様子を日々眺めているだけでも癒されます。
グリーンを育てるのは久しぶりなので…枯らさないようにしたいです。
◎まとめ
黄色い花にグリーンの葉っぱ。
可憐で華やかで元気がもらえる花「ミモザ」
母の日にカーネーションを贈るように、
気軽に一本プレゼントするだけでも喜ばれそうです。
なかなか人に会うことができない今は、
メールやSNSのメッセージに画像やイラストを添えてみるのも良さそうです。
きっと温かい気持ちが伝わる気がします。
ハナチョコは先日「ミモザトースト」なるものを作ってみました。
パンにジェノベーゼペーストとチーズ、マヨネーズを乗せてトーストし、
刻んだキュウリと、ゆで卵の白身と黄身をそれぞれ裏ごししてデコレーションしてみました。
特にレシピなど参考にしたものは無く、イメージだけで冷蔵庫にある材料で作りました。
乗せるだけですからカンタンでしたし、ボリュームもあって美味しかったです。
また作りたいので、次はトマトスープも添えたいと思います。
こうして日々の食事も楽しめて、花をめでたりできる日常がある今日。
かつてはそうではなかった頃があったことを、覚えておきたいと思います。
今回も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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