お正月まであとわずか・・・
クリスマスが過ぎてから、と思いつつ数日経ってしまった今日。
やっとお正月飾りを付けようをして、実は今日がNG日であることに気づきました。
そこで、これから飾ろうとしている方にも情報共有したいと思います。
◎正月事始めは13日から、ですが・・・
日本の暦の中で神様の事始めの日があり、その日は12月8日となります。
その後に来る「鬼宿日」から煤払いや正月飾りなどを始めるのが良いそうです。
この「鬼宿日」というのは、
お釈迦様の生まれた日であり、鬼が宿にいる安全な日であることから、
嫁取り(婚礼)以外には事を始めるのに大吉な日と言われています。
「鬼宿日」は年によって変動するもので12月の鬼宿日は中旬頃にあるのですが、
江戸時代から13日が「正月事始め」として定着したようです。
じゃあ13日以降から飾りつけをしよう、と思うのですが、
現代の私たちの暮らしには、
西洋の行事「クリスマス」が間に入り込んでいます。
クリスマスツリーとお正月飾り・・・
同時にあるのは、なんだかねぇ
一般のご家庭では、クリスマスが過ぎた26日以降から
お正月モードにチェンジするのではないでしょうか。
そして飾り始めるには良くない日があります。
29日と31日がNG日です。
29日・・・二重苦につながるから縁起が悪い
31日・・・一夜飾りで縁起が悪い
ということのようです。
今日がダメなら30日に飾るしかない!
来年はこんなギリギリにならないようにしたいものです。
◎しめ飾りはどこに飾るの?
お正月飾りは年神様をお迎えするためのもの。
ですから、玄関ドアに飾るか、軒先に吊るすのが良いようです。
また室内で飾る場所として、神棚のある部屋や床の間が良いと言われています。
床の間は和室に設けられますが、最近では和室が無かったり、
あっても床の間の無い場合もあると思います。
床の間のある部屋は客間として使うので、
お客様を迎える部屋ということで言うと、我が家ではリビングだと考えています。
神様にここに来て欲しい、と願う飾りなので、
仕事部屋やキッチンに飾るのもいいと思います。
◎お正月飾りの片づけ方
松の内を過ぎたら片づけるのですが、この「松の内」は地域によって異なります。
関東ですと1月7日の朝に正月飾りを片付け、七草がゆを食べます。
そして役目を終えた正月飾りですが、
正式には「どんと焼き」「左義長(さぎちょう)」などと言われるお炊き上げで燃やして処分します。
ネット検索で「〇〇市 左義長」などで検索すると出て来たりします。
このお炊き上げで処分するのが困難な場合は、
「燃えるゴミに出す」ことになります。
この場合は、お飾りが包める大きめの紙を敷いた上にお飾りを乗せ、
右、左、中に塩を置いて清め、
紙にくるんで他のごみとは分けてお飾りだけでゴミに出しましょう。
最近では飾りに燃えるもの以外の素材を使用していることもあるので、
分別が必要なものはあらかじめ分けて行いましょう。
◎まとめ
実は今までお正月に無頓着でいたハナチョコ。
今年は世界的に禍もあったせいか、そういったこともしてみようかと思いました。
冬至に柚子をお風呂に入れたりするのも、
冬至は一番日が短くて寒くて危険な日だから気をつけよう!と警鐘を鳴らす日。
今年も寒かったですが、柚子の香りでホッコリするような恵まれた時代となりました。
昔から伝わる習わしや行事に目を向けてみると、
生まれる前から続いてきたことに気づかされたり、
心が救われたりすることもあります。
今回のお正月飾りは、百円ショップと無印良品で購入したものです。
大げさなことをしなくても、お金をかけなくてもできることがあります。
大変な一年でしたが、迎える新年はきっと良いことが舞い込みますように。
そう願いを込めて、正月飾りをしたいと思います。
コメント